テイルズのカットインを作品毎に追ってみた(E~R)
僕はテイルズの秘奥義というシステムが大好きです。
秘奥義というのはいわゆる必殺技なのですが、物語中盤辺りから登場して戦闘を面白くするために一役買ってくれたり時には特殊な演出が見れたりともはやシリーズの特徴の一つ、と言っても過言ではないですね。
ですが本記事はそんな秘奥義の一部、カットインを見てみようとそういう記事です。
カットインって?
秘奥義が初実装されたエターニアからの伝統で秘奥義が発動するとキャラ毎に特殊な1枚絵が挿入されます
実はこのカットインは作品毎に結構演出が異なります。
地味な存在ですが秘奥義を彩る大事な要素のカットインを各作品ごとに特徴をまとめてみました。
エターニア
初の秘奥義が実装された作品です
この作品のカットインの特徴は
- 技の途中に挿入される
- カットインが単色(フォッグを除く)
- リッドは秘奥義3種類それぞれに固有のカットインあり(龍虎滅牙斬のみなし)
- あまり目立たない
です。エターニアは後シリーズと違って本当に隠し技のような扱いで自力で見つけるか攻略を見ないと存在に気が付かないくらいですね。
エターニアのカットインは主張が激しくないのと表示時間が短めです
あとカットインのイラストが技の内容とシンクロしているのも特徴ですね。
これは後のジアビスがかなり意識していると思います。
初期のカットインの特徴として色調が単色(という表現であっているのでしょうか)
という点が挙げられます。
僕はこういうカットインが大好きなのですがあまり見かけなくなりましたね。何故でしょう?
デスティニー2
秘奥義が本格的に実装された作品です
デスティニー2は
- カットイン中にセリフがある
- 技の最初に挿入される
- エターニアと同じく単色
- ジューダスのみ2種類カットインあり(仮面ありとなし)
です。
デスティニー2は隠し技としての秘奥義から今のようにオープンな戦闘システムの一部としての秘奥義になりました。
秘奥義始め→カットイン→〆という演出でしたが、デスティニー2は
カットイン→秘奥義という演出になりました
カットインを先に出してカットイン中もキャラがセリフを言うと秘奥義のスピード感をあげるのに一役買っていて以後のシリーズでも度々使われる演出ですね。僕はこちらの方が好きです。(ザレイズもそうですね)
後のシリーズではエターニアのような技の途中にカットインが挿入されるシリーズと
デスティニー2のように最初に挿入されるシリーズの2パターンに別れます
秘奥義というシステムに対して公式の紆余曲折を垣間見ることができますね。
PSP版はカラーになりました
シンフォニア
- 上2つと同じく単色
- 技名のセリフの前に挿入される(コレット、リーガルを除く)
- プレセアに特殊カットインあり
シンフォニアは初の3D作品ですのでハードのスペックや技術的な問題で今みると演出がしょぼいですがそこを補ういい仕事をしているのがカットインですね。カットインなしのラタトスクと比べると特に感じてしまいます。
またプレセアの緋焔滅焦陣にはセリフとともに縦カットインが付いています
初めて見た時はびっくりしました。いい演出ですよね。
リバース
- 単色からフルカラーに
- 帯状からキャラの全身絵に変更
- カットイン挿入時にSEがつく
この作品以降からカットインは単色から色が着きます。
リバースは全ての秘奥義が2人で行うものになっています。
そのため当時のテイルズでは珍しく帯状のカットインではなく、キャラの全身絵を技の前に挿入する、という演出になっています。
あとカットイン挿入時にSEがついたのもこの作品が初です
よくよく見ると昨今のカットイン演出はほとんどリバースから変わっていませんね。
それだけリバースでカットイン演出が完成されたと自分は考えてます。すごいぞリバース。
キャラ毎にイラストがあって技ごとに組み合わせている感じです。
PS2版では前衛が前、後衛が後ろというカットインのみでしたがPSP版では前衛後ろ後衛が前というパターンのカットインも追加されました。
また、敵キャラにもいくつかカットインが追加されました。
人によってはトラウマを呼び覚ますカットイン
秘奥義のように操作ができない中(眺めることしかできない時間)でのカットイン挿入はよくありますが、戦闘中の背景にカットインが出てくるのはかなり珍しいですね。
思ったより長くなってしまったので一旦切ります。
次はレジェンディアからですね。
未プレイなシリーズは書き漏れとか内容浅かったりしますが許してください
それではノシ