ビジョンオーブは必要悪?〜ベルベット編感想〜
2章の話の流れ的にファラかな?って思ってたらベルベット
1章色々ありすぎて忘れてましたがそういえばベルベットとミラでてましたね
カナタ達と別れた後ベルベットは何してたのかみたいな始まりかなって思ってたら全然予想してないコースからフック打たれました
ベルベットもクレストリアリリース前は賛否ある設定の弄られ方をしたキャラでしたがいやあ良かったです
それでは感想ですね
明かされるケシンという存在
ベルベットの業魔の設定はクレストリアだとケシンと呼ばれるものになってますね
ケシンは罪が具現化した姿で罪人を喰らってひとつの命になる
とベルベットの口から明かされました
ライフィセットが知らなかったこともありあまり一般的な存在ではないようです
そしてこれを防ぐのが罪の刻印とビジョンオーブみたいですね
クレストリアの脚本隙がないですね
ビジョンオーブ無くせばいいっしょみたいなプレイヤーの思考が読まれてます
要はクレストリアを支配してる何者かがケシンを増やさないために世界にビジョンオーブと罪の刻印のシステムを作って罪人を手早く処理できるようにしたってことですね
そしてカナタ達はビジョンオーブを無くそうと考えているのでこれはえぐいお話になりそうです
クレストリアもテイルズあるあるの黒幕にも訳があるというのが垣間見れたんですね
事実冤罪私刑が横行してるとはいえケシンが全く認知されてない程にケシンの出現を押えられてるのでビジョンオーブシステムは黒幕からしたら大成功でしょう
ビジョンオーブがあっても地獄なくても地獄
クレストリアの世界はどうなっちゃうんですかね?
私には関係ない
テイルズオブベルセリアって名作ですよね
この作品が名作たる所以は最後までベルベットが大義名分のない自分の気持ちのまま復讐をする所にあると思います
このゲームのベルベットもケシンという存在を憎んでいて片っ端から倒して回ってるみたいですね
それで今回はアリシアから生まれたケシンを倒す、そういうお話です
ライフィセットとプレセアはケシン=アリシアと思い込んでいるのでベルベットの復讐はライフィセットからしたら友人のプレセアからしたら家族を手にかけられることになってしまいます
ただここで躊躇しないのがベルベットですよね!
原作でもそうでしたがベルベットというキャラは全てが都合よく進むことは考えてないでしょう
ライフィセットとプレセアのケシン=アリシアをベルベットは全く信じてないわけです
いやあベルベットすごくベルベット
ベルベットにとって復讐は生きる意味だからケシンがアリシアだとしてもそんなこと関係ないってシナリオの中で何度も言ってるんです
関係ないからこそアリシアにとって救いだったケシンの討伐をなし得たのはベルベットが主人公でケシンを倒すことだけを考えていたからです
クレス編もそうでしたが主人公キャラを立てるシナリオを書くのが上手いなあって感心してしまいます
アリシアの結末
プレセアとライフィセットが信じてたアリシアは人を殺してないということは全くの思い込みでアリシアは本当は人を殺していたこと
おそらく信じて疑わなかった2人の存在はアリシアを余計に罪の意識を深めていったんでしょう
良かれと思ってしたことで悲劇がより強くなってしまうお話は胸に来るものがありますね
ベルベットが復讐したようにプレセアもベルベットに復讐するとこをベルベットが全く言い訳しない所もすごく好きです
ビジョンオーブに撮られようとしてもこれは2人の問題だから口を挟むなというシーンはとても好きです
結果的にベルベットのしたことはアリシアが望んでいたことですプレセアとアリシア2人を救うことになったのは原作さながらのダークヒーローっぷりでした
あと今回の話が悲劇的すぎるのでやっぱビジョンオーブ必要だわ(手のひら返し)
すごくベルセリア成分をぎゅっと詰めたのがベルベット編でしたね
それではノシ