【許されない】テイルズオブシリーズ完全版の歴史
完全版商法というものをご存知でしょうか
ルビーサファイアで言うところのエメラルド
モンスターハンタークロスで言うところのダブルクロス
そんな感じのやつです
さて昨今さっぱりソフトが出ないのでもはや過去の出来事ではございますがテイルズシリーズも完全版商法なるものをしてました
個人的にはあまり好きでは無いですしDLCの発達やらで最近はあまり聞かないですが、もう一度ほじくり返して振り返ってみましょう、というそう言う記事です
PS2版テイルズオブシンフォニア
初の3D作品だったり唯一スマブラで使える(Miiファイター)作品だったり
記念すべき(?)初の完全版はテイルズオブシンフォニアです
メインシナリオの追加やシステムの追加などはなく、完全版というより移植の意味合いが強いですね
とはいえ
- 秘奥義の追加
- 複合特技の追加
- 1部キャラの特技の追加
- アニメムービーの使い方
- サブイベントの追加
などなどどう見てもGC版を先に買った人は多少損する要素もチラホラ
とはいえPS2がGCの完全下位互換というわけではなくハードのスペック差でロードが長かったり、フレームレートが落ちていたり、やったことある人にはわかるブロック掴むのが難しかったりと一応GC版をやるメリットは用意されています
まだ許される系の完全版ですね
次行きましょう
テイルズオブデスティニーDC版
PS2版デスティニーのディレクターズ・カット版です
もう名前が完全版ですね、同ハードでの完全版はこの子だけです
大きな追加要素として
- リオンサイドの追加
- リオンの特技、ブラストキャリバーの追加(他のキャラもちらほら追加技があります)
- サブイベントの追加
- 1部仕様変更によって遊びやすくなった
etc.....
書ききれないくらいには追加要素が盛りだくさん
発売前に猛プッシュされいていたリオンサイドのボリュームがそこまでだったり追加技のほとんどがリオンとバルバトスだったりちょっと物申したい所はありますがまあ明らかに完全版に力を入れ始めたなという作品ですね
ここら辺の時代のテイルズのリオンプッシュぶり凄いですよね2006年のPS2版のデスティニーでリオン周りのシナリオ変更で2007年のPSP版のD2でアクアラビリンスのリオンの追加とシャルティエミラージュの追加
それで2008年の本作です
一応他のハード跨いだ完全版と違って同ハードなのでセーブデータを引き継げます
なのでデスティニーやりこんだのにまた1からやるということがないのはいいことですね
ただ当時フルプライスで買うほどの追加要素があるかと言うとちょっと怪しいなっていうソフトですね
リオンサイドのボリュームがあればいいんですけどねえ
やったことない人に伝えるとエクシリアのミラ編とジュード編みたいな感じなんです(スタンサイドとの共通部分が多い)
それでいてスタン達と和解するifルートみたいなのは一切ありません、リオンが死亡するのはストーリー中盤なのでお話も短いです
キュアフラッシュ剛招来みたいな一部無敵技は調整したのにリオンにはデモンズランスゼロとかいう頭おかしい技が追加されました
よくわかりません
今の時代だったら確実にDLCな作品ですね
もし仮にPS2版デスティニーをやりたいのでしたら確実にこちらです
文句タラタラでしたがデスティニーは名作ですし面白いのでハードある方は是非
PS3版テイルズオブヴェスペリア
とりあえず勧められる作品、主はエアプ
そろそろやばいやつ
当時XBOX360(以下箱)で出たヴェスペリアを色々追加してPS3に移植したやつです
これに関しては私エアプでして詳しくないのですが当時ヴェスペリアやるためにわざわざ箱買った人って災難すぎますよね
少なからずテイルズって色んなハードで出す印象ありましたし完全版商法も馴染みない時期でしたからヴェスペリアやるには箱買うしかねえ!って思ったら買う人もいなくもないと想像に固くないです
追加要素として大きいのは
- フレンとパティの追加
- パティ追加にあたってパティイベントの追加
この2点でしょうか
あとイベントやスキットの追加やらバランス調整やらバグの修正やら聞くと先に高いかね払って箱版買ったユーザーからしたらブチギレるよなあって
だって箱版買う意味無くないですか?
ただ先程のディレクターズカットと違って追加要素もかなり多いですね
特にパーティキャラが2人も増えているので箱版やってたけどフレン使いたいから買おう、となった方もいるはずです
そこにフルプライスの価値を見いだせるかはその人次第なのですが、結果としてヴェスペリアという作品が多くの人にプレイされたのでバンナムとしては美味しい商売だったんじゃないかなと
まあエアプですが
テイルズオブグレイセスエフ
よく戦闘が面白いと言われる名作
この流れ見た事あるな?
大きな追加要素は
- リチャードの永続加入
- 未来への系譜編の追加
- アクセルモードの追加
- バグの大量修正
です
これに関してはWii版買った人は切れていいしわいはキレた
Wii版ってバグレイセスって言われる程度にバグまみれの年末の魔物でした
なので有料ベータ版だのWiiでユーザーにデバッグさせただのよく言われてたみたいです
あとアクセルモードの追加で戦闘システムまで上位互換になってしまったので当たり前ですけどWii版買う意味ないんですよね
とはいえ追加要素の多いのでそこに価値を(ry
Wii版もWii版でかめにんマーチャントなるミニゲームがDSで遊べたり(グレイセス本体が入ったWiiからダウンロードできる)
バランスの粗さゆえにロックガガンをワンパンできたりとゲームとして面白いところがありますがグレイセス勧めるとしたら間違いなくグレイセスエフ
アクセルモード楽しいしねグレイセスの戦闘は神
数々の追加要素は嬉しいんですけどどうしてOPとアニメーションは変わらなかったんすかね?
おまけ、完全版じゃないけどそれっぽいやつ
PSP版エターニア、D2、リバース
エターニアは本当に移植しただけで追加要素はグレードショップくらい
D2は色々追加されたけど発売当時やたら秘奥義がモッサモサでした(PSPのアプデで改善)
リバースは当時最高峰を誇ったPS2のゲームが携帯ゲーム機でできる素晴らしい作品ですがさすがにPSPのスペックがついていかず、BGMが劣化(桜庭さんがキレる)シャオルーンの処理落ちなどちょいちょい無理のある移植です(闘技場などの追加要素もあります)
これは3つの作品は追加要素控えめに移植作品で完全版と呼ばれることは少ないです
とはいえ据え置きだった作品が携帯ゲーム機でできるのはありがたいですし今遊ぶとしたらこちらをおすすめしたいですね(Vitaでもダウンロードできるみたいです)
テイルズオブエクシリア2
完全版ではないです
とはいえ元の素材(エクシリア)を使いまわして開発コストを抑えて出した作品ですのでバンナムとしては完全版に近いのかなと
ワールドマップ、キャラクター、1部敵キャラを使い回していますが主人公も違えばストーリーも全く違うのでエクシリア買ってもエクシリア2を楽しめますし、そもそも続編ですから使い回し上等ですしこれを完全版って言ってしまったら言いがかりですね
エクシリア2単体でも楽しめますが、分史世界のストーリーやキャラエピソードなどエクシリアをやってるとより楽しめる要素も多々あるのでエクシリア2はいい作品です
骸殻も楽しいしみんなやろう(難易度はシリーズ屈指に高い)
まーた完全版かみたいな発売前の評判をひっくり返した作品ということで紹介しました
完全版が許されなかったわけ
さて、本題ですがテイルズの完全版はあまりいい完全版作品ではないと呼ばれがちです
それはハードを跨いだ完全版だったり、発売間隔が短かったりと要因があるのですがもうひとつ許されないと言われがちなのが予約特典や限定版もりもりで発売するからなんですね
例えばデスティニーのディレクターズカットのプレミアムBOXの方ですが
こちらですイラスト集やらサントラやらついてくるやつこんなの欲しいじゃん
さすがにここまでもりもりなのはディレクターズカットのやつくらいですがゲームはおまけと言わんばかりの特典アイテムを盾にフルプライスで発売されるとちょっと思うところありますよねえ
あと完全版ではない未完全版ももちろん予約特典がついています
例えばWii版グレイセスもお馴染みのスキット付きのDVDがついてきます
なので新作だし予約特典もついてるからフルプライスで買うぜ!→完全版も出すよ!またフルプライスで買ってね!
でヘイトを稼いでしまったのではないかと
正直商売は上手いのですが今思うとえげつない商売だったなと
そんな感じのテイルズの完全版商法でしたが時代の流れで無くなりました
そもそも新作が出ないので完全版もクソもないのですが次のアライズもアライズエフやらアライズディレクターズカットやらアライズforSwitchやら出るんですかね?
そんなわけで歴史の闇を掘り起こす完全版のテイルズ作品の紹介でした
それではノシ