【異色作】テイルズオブレジェンディアについて解説
こんにちはのぶおです
最近テイルズオブレジェンディアをクリアしました
それでこのレジェンディアですが、めちゃくちゃおもしろいです
とはいえ本作をやったことないという方が多いでしょう
そこでテイルズオブレジェンディアについてネタバレなしで解説します!
テイルズオブレジェンディアは2005年8月に発売された作品です
前作はテイルズオブリバース、次回作はジアビスです
特にジアビスとの間はたった4か月しか空いていないので当時のテイルズの乱発具合がわかりますね
ジャンル名は「絆が伝説を紡ぎだすRPG」です。
戦闘システムはシンフォニアでの3D化、リバースの3ラインによる複雑な戦闘システムと進化していった当時のテイルズに逆行するようなシンプルな内容
2D戦闘でエターニアの戦闘に近いものになっています
グラフィックはシンフォニアに続いて3Dで描かれています。
また今では当たり前なモーションキャプチャーを初めて導入した作品で、リアルなキャラの動きを見ることができます。
一言でいうと異色作
テイルズオブレジェンディアは一言でいうなら異色作です
テイルズシリーズはいのまたむつみさんもしくは藤島康介さんによってデザインされていたので、別の方によるデザインというのは初めてです。
しかも中澤一登さんはレジェンディア以降デザインされていないので中澤一登デザインという作品は今でも本作が唯一です
また開発もこれまでのテイルズチームではなく、鉄拳などの格ゲーを作っていたスタッフをメインに製作しています
そのため本作の雰囲気は独特です
これまでのテイルズを触っていた人でもなんかレジェンディア違うぞと感じる部分があると思われます
また、2022年現在いまだに移植がされていないので今から遊ぶにはPS2が必須となります
独特なキャラデザ、独特の雰囲気、ハードの問題による遊びにくさなどレジェンディア知っているけどやったことないという方は多いはずです
今でも移植やリメイクの声が多く望まれているファンの多い作品です。
レジェンディアのストーリーについて
レジェンディアのストーリーはこれまでのシリーズと違い、遺跡船の中で完結します
遺跡船とはレジェンディアの作中の舞台です。巨大な船であり、自然に覆われています。
イメージとしては現実世界のオーストラリア大陸が謎の力で船として海上を進んでいる感じですね。船といっても基本的によくあるRPGのフィールドです
そんな謎の船の遺跡船をめぐる物語がテイルズオブレジェンディアです。
レジェンディアのストーリーを一言で表すなら濃厚な人間ドラマです
まず、レジェンディアのストーリーは大きく「メインクエスト編」と「キャラクタークエスト編」に分けられます
まずメインクエスト編は主人公セネルとその妹シャーリィを中心に描かれます
メインクエスト編は普通のよくあるテイルズといった感じで王道なストーリーが楽しめます
序盤こそセネルやシャーリィのバックボーンや世界観の説明されないので若干置いてけぼりを食らうところがありますが、だんだん明かされる世界観、セネルシャーリィの過去がわかるとどんどん面白くなる印象があります。
ネタバレになるので詳細は省きますが、遺跡船とは何なのかシャーリィ含め水の民という種族は何者なのかというのがメインクエスト編終盤に明かされるのですが、そこらへんはとてもわくわくしました
メインクエスト編はそういう感じです
続いてキャラクタークエスト編です。キャラクタークエスト編はセネルとシャーリィ以外のキャラにそれぞれ焦点が当てられ彼らがなぜ遺跡船にやってきたのか明かされます。
これがめちゃくちゃおもしろいです
特にお祭りゲーでレジェンディアのキャラだけ知っている方は絶対やるべき
というのもいい意味で彼らの印象が変わります。
明かされるそれぞれのキャラのバックボーンにびっくりさせられますね
メインクエスト編クリアしたプレイヤーからするとえっお前そんな過去背負っていたの?!となる事請け合いです
それぞれキャラごとにエピソードが用意されているのですが、すべてにアニメーションによるエンディングが用意されています。
このアニメーションも素晴らしいです。ネタバレになるので語りたくないのですがぜひ見てほしいです。
総じてストーリーは歴代の中でもTOPクラスに面白いです
遺跡船をめぐるメインクエスト編、それぞれのPTキャラによる濃厚な人間ドラマのキャラクタークエスト編
1作で二度おいしい作品です
今からPS2の作品をやるのはハードルがありますが、正直本体買ってでもやる価値はあります。
移植を待つというのもちょっと現実的ではないかなと思うのでまだPS2が買えるうちに手に取っていただきたい作品です。
戦闘システムについて
冒頭でレジェンディアの戦闘システムはシンプルと申し上げました。
戦闘システム名はX-LMBS(クロスオーバー・リニアモーションバトルシステム)
特に前作リバースがシリーズ屈指の複雑な戦闘だったので原点回帰した戦闘システムとなっています
基本的には2DのTP制の戦闘です。
通常攻撃→特技→奥義とコンボを繋げられます
また独自要素として敵の裏に回りこむことができるパッシングスルー
ゲージをためて使用でき、一定時間相手を無防備にできるクライマックスモードがあります
とはいえ基本的にはシンプルなシステムとなっておりシリーズ初めてでもとっつきやすいものとなっています
と公式は謳っているのですが正直この戦闘システムは調整が甘い部分が多くアクションに不慣れだと難しいです。
まず味方AIがかなりアホなのでAI頼りにクリアというのが難しいです
テイルズ作品はAIが賢い作品もあればかなり頭の悪い作品もございます
本作はぶっちぎりで頭が悪いAIなので基本的にAIに頼らず敵を倒していけるPSが求められてしまいます
また技中にコンボが途切れてしまう、多い鋼体と純粋な戦闘の難易度も高いので原点回帰を目指したが調整が甘いというのが本作の評価です
またボス戦などでよく使われるハメ技がありまして通称「ふっはっくらえ!任せてくれ」です
これはセネルとクロエで挟んでショートカットキーでクロエの散沙雨を指示してコンボが途切れないように合間合間にセネルの通常攻撃を挟むというハメ技です
この時のセネルの通常攻撃のセリフが「ふっはっくらえ!」でクロエの指示したときのセリフが「任せてくれ」なので「ふっはっくらえ!任せてくれ」という名前が付けられました
このハメが決まるとラスボスですら無抵抗なのでかなり強力です
しかしながら鋼体が多いのでハメの体制に入るまでが難しいのと集中しないとコンボを抜けられてしまうので大変というデメリットがあります
とはいえハメができてしまうという程度には戦闘の詰めが甘いという感じですね
普通にやると結構ボスたちは強いです。
まとめ
- レジェンディアは異色作。キャラデザ、スタッフどちらも本作独自
- 遺跡船をめぐるメインクエスト編とそれぞれキャラに焦点を当てたキャラクタークエスト編の2編を楽しめる。どちらも面白い
- 戦闘は難あり。ハメ推奨
- PS2買ってでもやる価値あり。移植等は絶望的(?)
以上です。
おそらくお祭りゲーでしか知らないという方が多いのではないのでしょうか
ぜひ本編も触れてみてください
それではノシ