のぶおテイルズ雑記林

雑記ブログです

【終わらない争い】オリDリメD論争を解説する

f:id:meganuoo0195:20220306215616p:plain

こんにちはのぶおです

テイルズオブデスティニーという作品をご存知でしょうか

テイルズオブシリーズ記念すべき2作目ですね

シリーズの中でもかなり人気のある作品で一番好き!という方も多いのではないのでしょうか

そんなデスティニーについてよく語られるオリDリメDについて解説します

オリDリメDとは?

まずは用語の解説から

テイルズオブデスティニーは1997年にPSにて発売されました

SFCのファンタジアからマシンスペックが上がって戦闘の迫力が増したのと、当時全盛だったPSというハードだったこともあいまって前作ファンタジアの倍以上の売上である81万本の大ヒット。

続編のデスティニーがヒットしたことでテイルズ作品がシリーズ化したといっても過言ではありません

そんな名作のPS版のデスティニーはファンの間ではオリDと呼ばれます。

後で話すのですが、デスティニーはリメイクされます

それに伴ってオリDと呼ばれるようになりました。スマホが出た後に携帯電話がガラケーって呼ばれるようになったのと同じですね

 

さてそんな名作デスティニーは2006年にPS2でリメイクされます

PSからPS2に移り変わったことによりマシンスペックが向上

戦闘もド派手になったり、イベントのボイスも大幅に増加しました

特に戦闘面の評価は高く、未だに2Dテイルズ最高峰の戦闘と思う方も少なくありません

戦闘についてもう少し語りますと、テイルズで初めてTPではなくCCを採用した作品です

これまでのテイルズは通常攻撃→特技→奥義といった連携がワンパターンでしたがこれらの区別を廃止

CCが切れるまで自由に技を出せるという画期的なシステムです。

複雑化していたテイルズの戦闘の転換点でしょう

この作品以降CC制の戦闘が多く存在しますのでこの作品の後作への影響は大きいでしょう

リメイクされたデスティニーなのでリメDと呼ばれます

 

オリDリメD論争の始まり

さてそんなデスティニーですが負の部分があります

それはオリD派リメD派といったような人によっては好き嫌いがあります

というのもリメイクにあたり大小さまざまな改変が加えられました

これらの改変により元のオリDが好きだった人の反発が大きいのですね

どのような改変ポイントがあるのか見ていきましょう

 

キャラの性格の違い

まずリメイクにあたりほとんどのキャラの性格が変更されています

1997年に作られたものを2006年に発売するのである程度キャラやセリフが変えられるのは仕方のないと思いますが、中にはまるで別人となったキャラもいるのです

よく挙げられがちなのが主人公のスタンそして裏切り者のリオンの2人です。

 

まずスタンはオリDではかなりの真人間で良くも悪くも普通の青年でした

皮肉や突っ込みをすることも多く都会にあこがれており、田舎コンプレックスを持っているというキャラです

リメイクにあたりアホキャラボケキャラに転向

皮肉も通じず、四字熟語も知らないといったキャラになりました

基本的に突っ込むことはなく、ボケ一辺倒

どちらも根は正義感の強い青年という点は一致するのですが、同一人物には見えないような描写もちらほら

 

続いてリオンです。彼は作中でPTを裏切って死亡するというキャラなのですがこちらも異なります

オリDでは冷酷なリアリストなキャラでした

どこまでもスタン達とは仲間になる事はなく、常に一歩引いた関係で最後までマリアンのために悪人のまま死亡しました

 

そんな彼もリメイクにあたり大幅に改変。かなり丸くなり最初こそはつんつんしているもののだんだんスタンの影響でデレてくるわかりやすいツンデレになりました

裏切ったシーンもスタンの説得でわかりあいかけたところで仲間を逃がすために死亡という形になりました

結末は同じとは言えこちらもたいがい別人です

 

リオンとスタン以外にもかなり性格の丸くなったルーティ、ヒール役からギャグキャラになったコングマン、わかりやすいブラコンキャラになったリリスなどほかのキャラも少なからずキャラ変更がございました

 

なぜこんなにもキャラが変わったのか

そもそもなぜこんなにもキャラを変えてしまったのか

私は制作側の人間ではないので明確な理由はわかりません

しかしながらリメイクにあたりスタンとリオンに大きく影響の与えたキャラがいます

それはデスティニー2のカイルとジューダスです

デスティニー2は名前の通りデスティニーの続編です

そこで登場するスタンの息子のカイル、そして死よりよみがえったリオンであるジューダス

この2キャラの性格がリメイク作品であるデスティニーに受け継がれたとみるのが

妥当でしょう

カイルは作中でもネットでもバカ、バカイルと呼ばれるほどにアホキャラですし、ジューダスも態度こそツンツンしているものの根は優しいキャラとして描かれています

この二人の要素をスタンとリオンに持ってきたのがリメイクのキャラが変わった二人というわけですね

キャラだけでなく戦闘スタイルや一部技も受け継いでいたり意識していることは間違いないです

 

まとめるとリメイクにあたり一部別人になってしまうくらいキャラ改変があったということですね

 

不遇なオリD

さてここまで二つの作品について語りましたが、公式からの扱いはまるで異なります

オリDの扱いは現状かなり不遇です

というのもリメイク発売後のお祭りゲーでは基本的にリメイク準拠の性格になりました。

要はオリDの方は半分黒歴史になってしまったということですね

これはキャラを変えすぎてしまった弊害かなあと思います

同一人物に見えないキャラにしてしまった以上片方に寄せるしかありませんし、じゃああたらしいリメイクの方に寄せるよねって

とはいえオリDのデスティニーが好きな方にとってはたまったものじゃないでしょう

私はオリDを最近クリアしたのと10年くらい前にリメDをプレイしたリメDキッズなので当事者ではありません

なので今のスタン達の性格に違和感はないですが未だにもやもやするものを感じる方も多いでしょう

似たような事例だとワンピースの初期のルフィは好きだけど今のルフィは嫌いみたいな感じなのかなあと想像しています

 

とはいえどちらも名作

ここまでいろいろ語りましたが、デスティニーはオリDリメDどちらも名作です

キャラは変わったとはいえストーリーの大元の変更はないです

また、ソーディアン、天地戦争といったサイエンスファンタジー要素の設定がかなり秀逸だと思います

そんな要素に加え様々な人間の運命が入り混じるストーリー、作風は色あせることのない名作でしょう

もし片方しかやったことない、もしくはどちらもやったことないという方は是非プレイしてみてください。

 

まとめ

  • デスティニーはPS版のオリDとPS2版のリメDが存在する
  • 改変が多く、リメイクが許せないファンも多い
  • どちらもいい作品。プレイするべし

以上です

最近デスティニープレイしたのですがやっぱり名作だなと

それではノシ