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【令ジェネ感想】 AIと人間の親子が織り成す夢の物語


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今更ながら令ジェネ見ました。最っっ高でしたね。本当に。

ゼロワンの冬映画ということであまりにもインパクトが強かったジオウとどのように絡むのかそこそこハードル高めで見に行ったのですが、まあ簡単に超えてくれましたよ。

色々言いたいことはあるのですがこの映画の見どころである、或斗と其雄の親子について語ります。

 

※ネタバレありです

 

夢に向かう2人の親子

或斗の夢は人を笑顔にすること、だからお笑い芸人だったんですね。

冒頭で幼い或斗が其雄に夢を尋ねられます。

幼き或斗の夢はお父さんを心から笑わせる事でした。

これがこの映画のキーになります。

AIに心があるのか否か、よくあるお話ですね。

本編では1話の時点で其雄は亡くなっているのでこの夢は叶いませんでした。

一方中盤に其雄の夢が語られます。

それは「親子で笑いたい」という夢でした。

ヒューマギアならではですよね。お互いに別の存在だから親子で笑うという何気ないことも夢になってしまいます。

本編では或斗に夢に向かって翔べと遺して息を引き取ります。

 

対峙する親子

終盤或斗の仮面ライダー001と其雄の仮面ライダー1型が対峙します。

其雄は或斗が自分を超えたか確かめるため、アークの意思に取り込まれた振りまでして立ち塞がります。

2人の高速戦闘が本当にかっこよくて終始1型が上手というのが印象でした。そこがいいんですよね。

ただ或斗のライダーキック「ライジンユートピア」の前に敗れます、自ら敗れたと言ってもいいかもしれません。

ライジンユートピアというネーミングは本当にいいんですよね。

人とヒューマギアの共存という耳が痛くなるくらい理想論を常に掲げてきた或斗だからこその理想郷という必殺技。

夢に向かって翔べという言葉の通り、ライダーキックというのは翔ぶ技なんです。

2人で遊んでいた公園、くしゃくしゃの笑顔の或斗に看取られながら笑顔で息を引き取るシーンは泣きそうになりました。

或斗役の高橋さんの演技が素晴らしくて泣きたいけど無理に笑顔を作ってる表情が上手いんですよね。

夢に向かって跳んだ結果、互いに夢が叶うというシーンです。

父を超えたことによって真の意味で或斗は「仮面ライダーゼロワン」になることができたのです。

 

本作の或斗と其雄の親子の物語が人とヒューマギアという違う種族というのを上手く活かしていました。

 

この映画の見どころは他にもいっぱいあるのですが語るとキリがないので割愛します。

本編の或斗の行く末もとてもたのしみです。

それではノシ