【ネタバレなし】劇場版怪盗キッド&誠さん〜紺青の拳〜感想
※書いてる人は映画くらいしかコナン見ない程度ににわかですので勘違いしてるところがあるかもしれません○| ̄|_
前置き
見てきましたよ〜今年も。
ここ数年のコナンの映画のクオリティは素晴らしいですね!
去年のゼロの執行人も素晴らしすぎて年々ハードルが上がって大丈夫か?!と不安になってしまった今年の映画ですが、総合的に見たらゼロの執行人の方がクオリティが上でした。
はっきりそう感じます。というのも今年のコナンは良いところと悪いところが両極端。そういう印象でしたね。
ここまで聞くと面白くないのかな....と思われるかもしれませんがいえいえ
とても面白かったですし自分はとても好きな映画とはっきり胸を張って言えます。
繰り返しになりますが、総合的な話の完成度(シナリオの緻密さ、アクションシーン等々)
はゼロの執行人の方が上です。
しかしながら面白いシーン、見せ場は圧倒的に今年の紺青の拳が上だと感じました。
ということで以下キャラ紹介と感想です。
キャラクター紹介
コナン
いつもの名探偵です。
年々映画での影が薄くなる彼ですが今作ではさらに影が薄いです。
記事のタイトル見れば分かるんですけどもこの映画ですと
劇場版名探偵コナンではなく
劇場版怪盗キッド&誠さんと言えるくらい影が薄いです。哀れ。
もう彼メインの映画は作られないのでしょうか(´・ω・`)?
活躍シーンはきちんとあります。スケボーは今回お休みです。
大体キッドに抱えられてました。
怪盗キッド
ほぼ工藤新一です。間違いない。
この映画の主役その1です。
今回の映画でも案の定工藤新一に変装して工藤新一ムーブします。
コナンとはほぼ協力関係にありましたので話を進めるためのキャラクターという感じが否めないです(´・ω・`)
しかしながら序盤中盤終盤隙がなく活躍しますし、見せ場の多いキャラクターです。
便利ですしかっこいいですしずるいキャラですほんと。
誠さん
この映画の主役その2です。
自分はコナンにわかですのであまりこのキャラのことをよく知らなかったのですがまーカッコイイです(語彙)。
後述しますがこの映画はかっこいいシーン、あーこれ見たかったやつだっていうシーンの連続みたいな映画ですので終始園子を守るイケメンです(*'ω' *)
この映画は彼のために作られたと言っても過言ではないので彼が好きなら迷わず見に行くべきですね。はい。
園子
今回は蘭ねーちゃんじゃなくて彼女がヒロインです。
清々しいくらい王道ヒロインムーブしかしないですね。はい。
先程この映画は誠さんのための映画と言いましたが正確には誠さんと園子のカップリングのための映画ですね。
このふたりがひたすらイチャつくのを眺めてニヤニヤしっぱなしですよ。本当に。
感想
先程少し触れましたがこの映画はあー見たかったんだよねこのシーン!!
っていうのがひたすら1時間30分続く映画です。
キッドvs誠さん、園子を守りながら戦う誠さん、キッドとコナンの共闘。
絶対面白い、見たかったもんをどストレートに投げつけてくる。そんな映画です。
そんなもんですから事件のトリックとか犯人探しはめっちゃチープです。
初見であ、この人絶対犯人じゃんって分かるくらいです。
推理パートについてもそれあり?と思えてしまうくらいざっつです。ざつ。
あと話の流れも全体的に強引な所も多いです。
話の流れでこのシーンがある!というよりこのシーンが欲しいからこういう話の流れにする!というくらいです。
おそらく尺の都合ですね。ダラダラ推理パートするよりアクション全振りしよう。
もういっそ誠さんキッドカッコイイ映画にしよう今年はキャラを全力でぶつけようというそういう作風ですね。
ですのでサスペンスがみたい!推理したい!という方は今回の映画は全くハマらないと思います。
そもそも最近のコナンの映画はどちらかと言えばアクションえいg(ry
推理パート削って作ったアクションシーンはどれも凄いクオリティですのでぜひ劇場で見ていただきたい映画です。
最近のコナン映画のあれこれ
去年は安室さん、今年はキッドと誠さんと最近のコナンの映画はキャラ推しな作風ですね。
コナン史上最大のピンチ!とかコナン史上最大のサスペンス!みたいな頃と比べるとさっぱり作風が変わってます。
自分はどちらの作風も好きです。しかしながら昨今の作風のコナンは時代の流れなのかなあと考えています。
というのもせっかくの劇場ですからアクションもりもりの方が見応えがあるんですよね。
推理パートはどうしても絵面が地味で事件解決のために相応の我慢が強いられてしまいます。
それが好きな人もいるかもしれませんがどちらかというと多少話がおざなりでもずっと退屈しない、ずっとアクションの方が万人受けするのではないのか?というのがちょっと前のコナン映画(沈黙の15分〜絶海くらいまで)のスタンスだったんだと思います。
ですがその路線も次第に飽きられました。(事実興行収入は横ばい)
そこでテコ入れとして原作キャラを取り入れていったんですね。
異次元の狙撃手では初めて世良が映画に出て宣伝でもそれがひたすら押されてました。そして最後に赤井さんの「了解」です。
これが成功してかコナン映画で初めて興行収入が40億を突破。内容もとても面白かったです。
そこからキャラ推しに火がついたのか名探偵コナンはなりを潜め、平次、安室さん、赤井さん、キッドといったとにかくカッコイイキャラ、人気キャラを活躍させるという方針転換して成功しています。(ここ数年のコナンの興行収入は右肩上がり)
ネットでは腐女子に媚びたとよく囁かれますがコナンワンマンよりネタ切れマンネリになりにくいのでこの路線はしばらく続くのではないかと考えています。
事実映画の質は確実に上がっています。
それで、ここまでが前置きなんですけども今年の映画はかなりド直球にキャラを投げてきました。
もはやキャラのPVですね。去年の映画はかなり安室さんに支えられた映画でしたが今年のはもっと露骨です。
でも面白いのがコナン映画のずるいところです。キャラの下地がとても良いからですね。
ひたすらアクション!カッコイイ!アクション!
で退屈させないんですからかなり緻密なキャラPVですよ。
ある意味キャラ押しの極地のような映画でした。
ここまで振り切れるといっそ清々しいのでもっとやってほしいですね。
劇場版はいかんせん尺がないですのでやりたいことだけやるというのは一理あります。推理とアクションどちらも中途半端になるより全然ましです。
なんだか話が逸れてきたのでとりあえずこの辺で
今年のコナン映画まとめ
- ひたすらキッドと誠さんがカッコイイ
- アクションが凄い
- 話は雑、気になる人ならかなり気になるレベル
という極端に振り切れてる作風です。
それではここまでの長い文章最後まで見て下さりありがとうございました
それではノシ