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【解説】いのまたテイルズと藤島テイルズって?

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はいどうもこんにちはのぶおです

テイルズシリーズの用語としていのまたテイルズ藤島テイルズという言葉があります

とある事情で最近は使われることがなくなったのですが、テイルズの歴史を語るうえで面白い概念なんです。

今回の記事ではこのふたつのテイルズについて解説します。

 

二人のキャラデザについて

まず初めに用語の由来となる二人のキャラデザの方を紹介します。

最初に藤島康介さんです。主に漫画家として活動されている方ですね初代ファンタジアはこのかたがキャラデザを務めています。代表作は漫画「ああっ女神さま」が有名です

続いていのまたむつみさんです。二作目デスティニーはこの方がデザインされています

主にアニメーターとして活動されている方で(最近はデザイン関連がおおめ)有名なものだとガンダムSEED、SEEDDestinyにデザイン協力をしています

 

この二人のデザイナーですが、2011年のエクシリアまでそれぞれ単独でデザイン担当されていたんですね

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シリーズ15周年 初の共同キャラデザ

なので、藤島康介先生が担当されていた作品は藤島テイルズいのまたむつみ先生が担当されていた作品はいのまたテイルズと呼ばれます。

しかしながら二つの作品の違いはキャラデザだけなのかと言われればちょっと違うんですね

一言でいうならばキャラデザによって開発チームが違います

かつてナムコテイルズスタジオという会社でテイルズシリーズは作られていたのですが、D2の開発チームはその後リバース、デスティニーリメイクといのまたデザインの作品を開発していきます

またシンフォニアを開発していたチームはその後藤島デザインのジアビスヴェスペリアを担当しているんですね

開発チームが違うのでいのまたテイルズ藤島テイルズを比べると作風が違うんです

結構違うのでどっち派という方もいるくらいです

 

続いていのまたテイルズ藤島テイルズの作風の違いを見ていきます

藤島テイルズの作品は主にシンフォニアジアビスヴェスペリアです。

藤島テイルズの特徴は何といってもストーリーの重厚さですね

演出に力を入れていてシンフォニアからの3D化、またラタトスクの騎士からのモーションキャプチャによるムービー演出とより新しいものを取り入れてる作品が多いです。

3Dによるストーリー描写はついキャラに感情移入をしてしまいます。

また敵キャラもバックボーンの掘り下げが丁寧なことも多いですね。丸々外伝が作られるシンフォニアの四大天使が一例です

勧善懲悪ではないというのが、テイルズシリーズのストーリーの特徴ですが、それをより強めたといえるでしょう

戦闘は3Dが発展途中ということもあり、シンプルなものが多いです。

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前後にしか動けないロイド・アーヴィング

とくにシンフォニアは初の3D作品ということもありフリーランがないのですよね

従来のテイルズらしさを残しつつ、3Dに仕上げたいい判断だと思うのですが、反面より歯ごたえのある戦闘を楽しみたい方はのちに解説するいのまたテイルズ派が多いかもしれません

ストーリーがよい分アニメ化にも恵まれていて、シンフォニアOVAジアビスはテレビアニメヴェスペリアは前日譚が映画になっています。

特にジアビスのアニメはよくまとまっているので、ゲームやらないけどどんな感じか知りたいという方にいかがでしょうか?

 

続いていのまたテイルズですね主な作品はこちらです

テンペストイノセンスは外注作品なので今回は省きます

いのまたテイルズの一番のポイントは戦闘の楽しさです

どの作品も戦闘のオリジナリティが強くD2はスピリッツゲージRは3ラインリメDはCCと他作品で見られない特徴的な戦闘が楽しめます

とくにリバースはほとんど別ゲーというほどに戦闘が複雑かつ奥深いです。

いのまたテイルズの戦闘は結構中毒性があるので、いまだに戦闘めあてにこれらの作品を遊んでいるという方もいるのではないのでしょうか

戦闘メインな分味方AIも賢い印象です。

反面ストーリーは藤島テイルズほど重厚というよりはあっさりしているところが多いです

ラスボスが突然湧いて出てきたり、ぽっと出の敵幹部がいたりとここってどうなんだ?とおもうこともちらほら

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騎士ということ以外分からない敵幹部 猫飼い

2Dゆえにストーリー演出も凝りにくいのですよね

2003年にシンフォニアが3Dになりましたが、いのまたテイルズの3D化は2009年グレイセスからです

グレイセスはいのまたテイルズの戦闘の奥深さと3Dをうまいこと融合したような作品ですのでいのまた作品入門にお勧めですね!

 

まとめるとストーリーとキャラ人気は藤島テイルズ、戦闘人気はいのまたテイルズという印象です。

 

先ほど話したのですが、この言葉はほとんど死語です。

というのもエクシリアからキャラデザが統合したんですね

2つの開発チームもナムコテイルズスタジオがバンダイナムコゲームスに吸収されたことでなくなりました

その後のエクシリア2ゼスティリアベルセリアは2つの開発チームの合作で作られているのではと思われます。

ということでいのまたテイルズ藤島テイルズの解説は終わりです。

おまけにほかのキャラデザの方と外注作品について軽く紹介します

 

まず中澤一登さんこの方はレジェンディアのキャラデザ担当でキャラデザはそれっきりです

レジェンディアは開発も鉄拳やソウルシリーズを担当しているチーム・メルフェスというところでかなり異色作といえますね

ごめんなさい未プレイです気になっています。

もしレジェンディアの好きポイントありましたらコメントでお願いしますつづいて

奥村大吾さんこの方はエターニアのころから精霊などの敵キャラサブキャラをデザインされていたのですが、ラタトスクの騎士のエミルマルタ、エクシリア2以降のオリジナル作品ではメインキャラを担当されています

 

最後に岩本稔さんです。この方はカノンノのデザインをはじめヴェスペリアのラピード、ゼスティリア、ベルセリアではメインキャラを担当しています

さらに最新作のアライズはこの方の単独キャラデザになっていますね

テイルズシリーズの単独キャラデザはグレイセス以降とかなり久々です

今後は岩本テイルズができてしまうのでしょうか。(なさそう)

みなさんはどのキャラデザが好きですか?

 

最近はザレイズ組やクレストリア組にも新しいキャラデザが増えています。

確実に世代交代が来てますね

本編は単独キャラデザ、ソシャゲはごちゃ混ぜ複数人というのが主流になりそうな予感です。

こう思うと数十年ドラクエのデザインしている鳥山明ってバケモンですね。

話がそれてきたのでこのへんで!

それではノシ

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